FC2ブログ

yumi presents.

yoga & days…

~ Information~




『ニーチェの馬』  

映画を観に行く際はできるだけ余計な予備知識を入れずに観に行くことにしている。

今作は前評判が高く みなが絶賛しているイメージが強かったので
公開前から「絶対おもしろいに違いない」と安易に確信していた…。


『ニーチェの馬』


どこかの田舎の古い家。
疲れ果てた馬と 飼い主の農夫とその娘。
暴風が吹き荒れる6日間の物語。



トリノの広場でムチに打たれ疲弊した馬車馬を目にしたニーチェは
馬に駆け寄ると卒倒しそのまま精神が崩壊してしまった…
という逸話を題材に描いた作品だと聞いていたのだけど 最初から最後までニーチェは出てこない。

登場人物もストーリーも舞台設定も何もかも削ぎ落とした究極の光景をただ執拗に繰り返し反復し
少しづつ少しづつ何かが変わってゆき 気がつくと虚無が映画をのみこんで終わってしまった…という感じ。

終わってみると 映画を「観る」というよりは「観せられた」という表現がぴったりで
何度も帰ろうと席を立つタイミングを伺うが(笑)なぜか立てない…
椅子に釘づけにされたまま結局は世界の終末を見届けさせられた。

こういった類の映画を観続ける苦しさを体験するのは初めてじゃないけど
何も生まれない光のない映像を2時間半以上も観るのは結構疲れた。

今作は単におもしろいとかおもしろくないとかそういった基準で作られているのではなく
そこに何を感じ得るか…という深すぎるテーマのもと作られていることはよくわかる。

考えるべき重たい課題は受け止めたつもりだ。
疲労感たっぷりにね・笑。

今作を芸術の神髄と絶賛する人はとても頭がよくて高尚な人たちだと思うけど
一般受けはなかなか難しいだろうな。

とっても哲学的な作品。

哲学が大好きな人は見る価値がある作品だと思う。
そうでない人はお気をつけあそばせ・笑。

category: movie

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://lifewithyoga.blog45.fc2.com/tb.php/971-93566e71
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)