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yoga & days…

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11月6日  

午前3時起床。
今日から日曜日のレッドクラスは、4時半スタートの組に行かなくてはならない。
人がどんどん増え続け、すべてが前倒しになっている。
4時過ぎにシャラに着くとまだ門は開いていないようで、数名が門前に座り込んでいた。
私も彼らと同じように座り込み、門が開くのを静かに待つ。
いつしかたくさんの人で溢れかえる門前。
ようやく門が開き中へと急ぐ人の波にのまれるように、私も中へ入る。
一番前の右はすでに自分の中の定番スペースで、そこにマットを敷くと落ち着く。
左右後ろとの間隔は10cm。
この密閉された空気感において、前方に人がいないのはかなりありがたい。
シャラの中に入りきれない人は、入り口入ってすぐのウェイティングルームや更衣室などにマットを敷かなければならない。
レッドクラスがスタートして、意外にも自分の調子がいいのを感じる。
昨夜帰宅して、荷物整理やら洗濯やらしてたら寝るのが遅くなったため、あまり寝てないのが現状。
それでも旅の疲れなど感じることなくいつものペースで動けてる。
ふと顔を上げると、正面の少し段が高くなった大理石の上で、ダイナミックな動きをしている体格のいい全身タトゥーの男性が目に入った。
クランティだ。
今日からかな?
初日だから、インターミディエイトレッドではなくフルプライマリーレッドに出ているのだろう。
次の日曜日は彼のインターミディエイトが見れるんだな。
楽しみだ。
ウップルティヒはこれまでにない激しい長さだったけれども、何とかギリギリ10カウントまで持ちこたえた。
10カウント目にはもう血管がちぎれそうになっていたけど(笑)

家に戻りシャバーサナを30分くらいしてから再びシャラへ。
7時半からのインターミディエイトのレッドクラスを見学に行く。
アンジーを誘ったが、旅の疲れからか体調を崩し寝込んでいた。
朝の練習も休んだらしい。
気温や気圧の高低差が激しかったもんね。
私も自分が普段通り元気なのが不思議なくらいだ。
アンジーにはココナッツウォーターを買ってくるねと約束して、1人ででかける。
シャラに着くとすでにインターミディエイトのレッドが始まっていて、たくさんの人が見学していた。
中を見ると40~50人くらいだろうか、意外と多いなと感じるくらいの人がシャラスのカウントに合わせて動いていた。
インターミディエイトクラスだからといって、みんながみんな先鋭卓越のエキスパートというわけではなかった。
見惚れるほど楽々とスムーズな動きでアーサナをこなしている人もいれば、気の毒なくらい力が入り悶えながら、ついて行くのがやっとの人もいたりして。
このアーサナは得意だけどこちらのアーサナは苦手だったり…と、柔軟性と力強さの両方が問われるインターミディエイトシリーズでは、それぞれの得手不得手、身体の使い方、バランス感覚などが客観的に見れて面白い。
普段の練習から思っていたことなんだけど、ここシャラではインターミディエイトを練習している人が驚くほど多い。
最初の頃、隣でハアハア言いながらフルプライマリーをしてる人がそのままインターミディエイトに進んでるのを見て、えっ?まさか?と驚いたものだ。
私の概念ではフルプライマリーがキチンとできてから先に進む、というのがあったんだけど、その概念はどうやら間違っていたみたいで(笑)
シャラではできてもできなくても先に進んでいる。
回数通ったもん勝ちかな?
福岡ではゴビンダ先生やタリック先生の影響が大きく、セカンドに入ってからはそのアーサナがちゃんとできないと次のアーサナへ進めないような雰囲気があり、だからみな先を急がずにしっかり自分の身体と向かい合いながら練習に取り組んでいる。
インド帰りの友だちがみな口を揃えて、私たちは本当にいい練習をしてるよ、というのは、マイソールに来て世界中のヨギーの練習を目の当たりにした率直な感想なのだとわかった。
だからといって別に批判してる訳ではなく、思いのほか自由なシャラの空気に親近感を持ったし、ヨガに対してそれ程ストイックにならなくてもいいのだと思った。
楽しみながら頑張る。
これが何よりも大切で、そこから継続が生まれるのだ。

家に戻りしばらく休憩していたが、アンジーの容態がよくなる気配もないようだったので、1人で散歩にでかけることに。
外に出ると、家からシャラへ向かう下り坂をトンネルのように囲う大きな木々たちが、無残にも切り倒されていた。

マイソールに来てから1番のお気に入りだったこの通り。
木々の木陰が強すぎる日差しを遮り、歩く人々に暫しの爽快感を与えてくれた緑のトンネルがもうないなんて、何ともやりきれない気分で心が沈む。
でもここに住む人たちにはこの木は生活の一部で、生活のために必要だから切り倒す。
私たち人間はそうやって自然破壊を繰り返しながら生きてきた。


普段なかなか1人でゴクラム地区を散策することがなかったので、今日はいつものメインストリートから更に足を伸ばしてみることに。
実はお目当てが2つほどあって、1つはこのアイスクリーム屋さん。


うう、どれにしようか迷う。




店長さんオススメのFig&Honey

インド独特の砂糖たっぷりな甘々さがなく、どちらかというと日本のアイスクリーム的さっぱりとした味わい。
美味しい(涙)
読書しながらしばしアイスを満喫したところで次の目的地へ。
BARISTA

これぞインドのスタバ。

ショーケースに陳列されたサンドイッチやマフィン類を見て胸踊らせる。
注文の際細かいのがなくて大きいお金で支払ったら、店側も細かいお金を切らしていたようで。
小銭は幾ら持ってる?
と聞かれ、財布を覗き込むも4ルピーしかない。
6ルピー必要なところあと2ルピー足りなかった。
すると店員さんが、
いいよ、今回は4ルピーで。
次来た時2ルピー返してね。
と優しく言ってくれた。
え?ツケでいいの?
日本のスタバじゃありえないよね、次にツケとくからって(笑)
これまで、スーパーの店員さんにお釣りをごまかされたり、子どもたちから必要以上にお金をせがまれたりと、お金に対しては嫌な思いばかりしてきたから、インド人はみなお金に対する執着が強いのだと勝手に思いこんでいた。
中にはこんなに素敵な人もいたのね。
次必ず返します(誓)
スパイシーベジサンドとカプチーノを注文。

ホットサンドのスパイシーさはさすがインド。
しっかりマサラが効いててカレーを食べたみたいに口がひりひりしたけど、久しぶりに飲むクリーミーなカプチーノに癒されながら、とても美味しくいただきました。
1時間くらい読書をしてスタバ時間、もといバリスタ時間を堪能したところで店を出る。

景色を見ながら当てもなくぷらぷら歩いていると、ここゴクラムはなんて綺麗で安全な町なんだろうとつくづく感じる。
こんな大豪邸が立ち並ぶゴクラム。

金持ちは桁違いに金持ちだ。
初めてゴクラムに着いたときは、やっぱりインドだなー、あちらこちらにゴミが散乱してるし町全体も灰色に濁ってるなー…と感じたのに
バンガロールやウーティなど違う町を見て、といってもたったこの2つだけなんだけど、そこはゴクラムとは比べものにならないくらい、汚れた街並みと異臭漂う雑多な生活ぶりに際立つ貧しさを感じてしまったわけで、
インドのビバリーヒルズと呼ばれるゴクラムの豊かさが、違う場所を見ることで今初めて理解できた気がする。
世界に出て見える日本と同じような感覚。

夕方はシャラスのカンファレンス。
少しだけ体調を回復したアンジーとともに聴講。
シャラスの話は毎回アプローチの仕方は違っても、そのコンセプトは同じなような気がする。
つまりは心技体の重要性。
豊かな人生を送るためにはそれらのどれかひとつ欠けてもダメだし、それらの充実を目指すためにヨガがあるのだと。
質疑応答の際、ある練習生が面白い質問をした。
先生は、ヨガの練習の時に深い呼吸とともに深いリラクゼーションを味わえと言うのに、一方、足や腕を伸ばせだのもっと手を前に歩かせろだの、キツくて苦しい指導をする。
そんなんじゃ深いリラクゼーションなんて味わえないじゃないですか。…
うーん、ごもっとも(笑)
これを聞いてシャラスも他の練習生も笑う。
これに対するシャラスの答え。
なんの障害もない人生にその喜びやありがたみを味わう価値はなく、障害を乗り越えた先にこそ素晴らしい解放感が待ち受けている。
ヨガの練習も同じこと。
楽しいだけがヨガじゃない。
深い価値を味わうためには、苦しいけど困難に打ち勝つ強さも必要なんだ。
アーサナの練習だけでなく、毎朝早く起きること、同じ時間に練習を持続することも大切。
怠け心が働けば人は直ぐに楽な方へと陥る。
いかに自分に厳しく自分を正せるか。
いろいろな意味を含めて生活すべてにヨガの要素を感じること。
…なるほど。
だから私たちは、毎朝眠たくても目をこすりながら練習へと向かうのか。
身体が痛くても、苦手なアーサナがあっても、そこから逃げださず立ち向かって行くのか。
人生は日々学びだということね。

最後に練習日変更のお知らせ。
今週はもともと木曜日がムーンデイ、土曜日が通常の休日で休みが2日ある予定。
だけど、シャラスは来週の月曜日にバンガロールへ行かなくてはならないらしく、その月曜日を休日にするかわりに土曜日の練習を行うことになった。
あ、ラッキーかも。
私は日曜日の夜マイソールを発って日本に帰る予定なので、練習日が一日増えたことになる。
帰国までいよいよあと一週間をきった。
残りわずかな日々、このマイソールというアシュタンガヨガの中心地で、できるだけ楽しみできるだけ悔いのないような練習を心がけようと思う。

つづく。

category: india2011

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