yumi presents.

yoga & days…

~ Information~




one day trip ~インド音楽の世界  

約3時間の列車の旅は、思いのほか早かったような、まだ列車に揺られていたいような、そんな物足りない気分。
到着したバンガロール駅は、やはり主要都市だけあって人の数が違う。




バンガロール駅

駅の外に出るとさらにたくさんの人人人。
みなたくさんの大荷物を抱えている。
歩いていくと、待ち構えていたタクシーの客引きが激しくつきまとう。
ついいつものノリでリキシャに乗る予定だった私たちだが、バンガロールの車の多さを見て唖然、排気ガスを考慮してタクシーに乗ることにした。
目的地まで幾らか尋ねると400ルピーとの答えが。
400!?
高すぎやしないか?
どのくらいの距離かは定かじゃないが、ゴクラムからマイソール市街までのリキシャ代の約8倍だよ。
呆れて別のタクシーを探しに行こうとすると、最初のタクシー運転手たちが食い下がってくる。
よしわかった、300でどうだ?
いきなり100も下がったぞ(笑)
こちらは200を提示してみる。
相手は引き下がらない。
こちらも引き下がらない。
250ならいいぞ。
あ、また50下がった(笑)
それでもこちらは引かず、相手もそれ以上は引き下がらない様子だったので、別のタクシーを探すことに。
ぷらぷら歩いてるとさっきの運転手が追いかけてきて再交渉。
結局200ルピーで行ってくれることになった。
一体ほんとはいくらなの?(苦笑)
相方のおかげで、リキシャやタクシーは相手の言い値にすぐ頷いてはダメだ、ということをこっちに来て早々に学んだ。
インドの運転手たちは外国人相手だとなかなかメーター料金にしてくれない。
相手の言い値だと相当ふっかけられるので、できるだけ値段交渉をして、それでもダメな場合は別を探すのがいいということ。
こっちが話に乗らないとわかるや否や、しぶしぶ値を下げて乗せてくれる場合が多い。

で、その値下げタクシーに乗って目的地に向かうわけだが、途中目にするバンガロール市街はマイソールとはまた違った雰囲気。
マック発見。


昼間からBARの中には沢山の人。


前日のDiwaliの後片づけに追われる人。


この日の目的は、相方が師と仰ぐ音楽の先生に会いに行くことだ。
待ち合わせの場所でタクシーを降り、しばらく待っていると、グルダス先生がわざわざ迎えに来てくれた。
挨拶をかわし軽く自己紹介して先生の家へと向かう。
インドの一般家庭に足を踏み入れるのは、今住んでるジョティの家を除けば初めてのことなので、ちょっぴり緊張しながら中に入る。
招かれたお家はさほど広くはないものの、ピカピカの大理石の上に座り心地のいいソファが置いてあり、どこかしら高級感の漂う清潔で素敵な空間だった。
先生の家族、奥さんと2人の娘さんとともにしばらく談笑した後、洗面所に行って手を洗って来なさいと言われる。
言われるがままに手を洗って出てくると、上の娘さんアンビカがおもてなしの料理を持ってやってきた。
わ、やばい。
列車の中で食べに食べ続けたので、お腹が全く空いていないのだ(汗)
差し出された料理はとても美しく、かなり美味しそうだった。

こんなにも魅力的なせっかくのおもてなしを断るわけにもいかず、もうお腹壊してもいいや、と意を決していただくことに(笑)
今回の旅は食べものに恵まれすぎて、どうもヨガの要素が薄くなっているようだ(汗)
料理はどれもホントに美味しくて、丁寧に作られた優しい家庭の味がした。
さらに料理が終わると、先生が自らフルートの演奏をしてくれた。


続いて下の娘さんチャンドリカも加わり2人の演奏。

フルートとは言っても一世紀も前に作られた木の横笛。
その音色はどこかしら尺八にも似た、懐かしさの中に柔らかさを感じる素敵な音色だった。
先生の家には見たことのないさまざまな楽器があったが、中でも興味を惹かれたのがこちら。
インド楽器ハルモニア

左手で空気を送り込みながら右手で演奏するもの。
何とも言えない神聖な響きを醸し出すハルモニア。
相方はその楽器を持っているので、これからしっかりと練習に励んでもらって、いつの日かその素晴らしい演奏に耳を傾けたいものだ。
そうこうしてると、アンビカもやってきた。
実は彼女はインドでも有名な声楽家で、彼女の歌声の素晴らしさは、家に飾ってある数えきれない程のトロフィーが物語っていた。
彼女の歌声が生で聞けるとあって、ドキドキしながら姿勢を正す。

遥か遠い昔を呼び起こすような神秘的な声。
私のイメージにあるテラコッタ色のインドの大地が頭に浮かぶ。
じっと耳を傾けた数分間は、神さまに祈りを捧げるような神聖な気持ちだった。
歌を堪能したところで、今度はお茶のおもてなし。

豊かな茶葉の香りとミルクの甘さが体に染み入る感じ。
やはりこのサイズが丁度いい。
皆での会話も弾む。

ほんの1時間ほどお邪魔する予定が、気がつくと3時間もの間ゆっくりと寛いでしまった。
帰り際、先生は私に、
今日自分たちと出会ったこと、
ここに来て経験したことや感じたことを、日本に帰っても忘れずずっと覚えていてね…
と、やさしく告げた。
もちろんです。
こんな素晴らしい体験を忘れることなんてできるはずがない。
もし機会があるのなら、もう一度ここに来たいくらい。
そう心の中でつぶやき、たくさんのお礼の言葉を繰り返し、先生の家を後にする。
至れり尽くせりの接待を受け、心から感謝するばかり。

帰りはバスで帰ることに。
バスターミナル

バスにもいろんなランクがあったが、その中でも1番いいランクのバスに乗り込む。

帰りも約3時間の道のり。
できるだけ快適なほうがいい。
中に入るととてもデラックスな作りでびっくり。
インドにもこういうバスが存在するんだな。

オールリクライニングなので、足元も持ち上がり完全に仰向けの状態になることができる。
気持ちよくバスに揺られぼんやりと窓の外を見ていたら、ダークブルーに染まる空の色に、なぜだか切なく胸を締めつけられた。
ふと目を覚ますと外はもう真っ暗。
時折強烈な街灯が眩しく目を突き刺す。
もうすぐマイソール市街だな。
通りの騒がしさと共に、目的地が近づくのがわかる。

7時半すぎ、マイソール到着。
煌びやかなネオンを縫うように歩き、リキシャを探す。
乗り込んだリキシャは、これまで乗った中で最もファンキーなリキシャだった。
まず、クラクションの音がめちゃめちゃかわいい。
まるで罰ゲームにでてくるような、パフパフというおもちゃみたいな高音。
それを楽しそうに意味もなく鳴らし続ける運転手。
青紫緑…と、微妙に変化しながら車内を照らすライト。
演歌プラス昭和初期っぽい音楽が道中を盛り上げる。
そういう細かな演出に加え、何よりも凄かったのが運転手のドライビングテクニック。
テクニックといっていいものかこれまた疑問だが、とにかく凄いとしか言いようがない。
リキシャとリキシャの間をスレスレに通るかと思いきや、そのまま信号待ちの車の最前列に出てみたり。
そのまま直進せず右折。
前からも後ろからも車が迫りくる中、間一髪でそれをかわしきる。
奇声を上げる私たちをチラ見し、ニヤッと笑顔の運転手。
まるで映画のようだ(笑)
すると今度は左右にリキシャを揺らし始め、さらに暴走を続ける。
彼は椅子に座る姿勢が最初から斜めに傾いていて、まるでバイクを運転しているみたいだった。
何度も車にぶつかりそうになり、犬を弾きかけたりもしたが、運転手はお構いなし。
最高に楽しそうな運転パフォーマンスを続ける。
こちらとしても怖いんだけどなぜか楽しい(笑)
ジェットコースター気分のリキシャは、その圧倒的なスピードであっという間に家に到着。
はーっ。
ため息とともに妙な開放感もあり不思議な感覚。
とにかく無事についてよかったよ。
ありがとう、楽しかった。

8時。
家に帰り着くとDiwaliの終わりの儀式が執り行われていた。
肩に花飾りをかけお供えものを手にする男性陣。


ついでに相方も。

こういった儀式に立ち会えるのも、インドの普通の家庭で生活させてもらってるからであって、単なる旅行だとまず経験できないことだろう。

私は、言葉では言い表しようのないほど素晴らしく、身に余るほどの体験をこの日一日でしたわけだが、この大きすぎる恩恵に、未だ感謝してもし尽くせないでいる。
列車に乗ったり、高尚な先生のお宅にお邪魔したり、彼らと交流を持ったり…。
私1人ではできないことばかり。
この日に限らず、インドに来てからの日々が驚くほど充実したものであるのは、すべて相方のおかげだと重々承知してるし、と同時にホントにありがたい気持ちでいっぱいだ。
感謝感謝の日々です。

つづく。

category: india2011

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://lifewithyoga.blog45.fc2.com/tb.php/824-2740a713
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)