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マイソールへ  

空港を出て自分の名前が書いてあるボードを見つけるか否かが運命の分かれ道。
どきどきしながら出口ゲートへ進んでいくと、鉄格子の向こうに群がるインド人男性の山々。
噂には聞いていたけどかなり圧倒される。
ゆうに100を越える好奇の目から目を逸らさずに自分の名前を見つけることができるのか。
あ、あった(笑)
意外とあっさり見つかり第一関門クリア。
私の名前ボードを持った男性は得意げに群衆の中を抜け出し、私の荷物を抱えて駐車場へと連れていってくれた。
この人は安全な人なんだろうか。
半信半疑は続く。
とりあえず飛行機が遅れて待たせたことを謝ると、気にしなくていいよと笑いながら返答。
時間は午前3時。もちろん真っ暗。
空港付近は暑くもなく寒くもなくちょうどいい気温。
マイソールは雨だという。
着くまでに止んでくれるといいな…と、不安げに外を見ながら車に揺られる。
窓から入る風が心地よい。
それにしても、覚悟はしていたがインド人の運転のなんと荒いことか!
行き交う車が1~2cmのすれすれラインですれ違う。
譲り合いの精神が欠如してるのか、お互いギリギリまで自分のセンターを譲らない。
すれ違う度に冷や冷やドキドキで身が持たないので、ちょっと目をつぶってみることにした。
すると運転手のおじさんが(もし私よりも若かったらごめん・汗)後ろを振り向き、シートシートと連呼するので、シートベルトかと思ってシートベルトのソケット部分を探すが見あたらず。
しばらくシートベルトの紐だけ斜めがけに手で抑えた状態で過ごしてみる(笑)
思いきって、申し訳ないんだけどシートベルトできないよ…と打ち明けてみると、シートベルトしなくていいよ、寝るんだよ、寝てていいよ、と言われた。
なんだ、シートって座席に寝ろっていう意味だったの?
それともスリープをシートと聞き間違えたのか?
入国審査員の女性もそうだったけど、インド人の話す英語は早くて癖があってほんとに聞き取りづらい。
ま、細かいことは気にしないでおこう。
と、リュックを枕にして寝てみる。
古い車だし、道はガタガタだし、クラクションは至るところでなるし、運転は荒いし(笑)
こんな状態で3時間以上も寝れるわけないやん!と心の中で突っ込みを入れつつも、いつしかうとうと状態に。
うつらうつらしていると、ガタガタンという大きな音と共に急停車。
何なに?トイレ休憩かな?
とにかく外は真っ暗闇なので何も見えない。
起き上がると「飲みものを買ってくるだけだから」と運転手の声。
君も何か飲むか?と聞かれたが、ちゃぽんちゃぽんのお腹には飲みものは必要なくむしろトイレに行きたいくらいだったので、NOサンキューと丁寧にお断り。
飲みものを買いに行った運転手はなかなか戻ってこず、売店の男性と世間話で盛り上がっていた。
こんな何もない道端にポツンと売店があることも驚きだが、こんな未明にその店が開いてること自体さらに驚きだった。
コンビニのインドバージョンといったとこか。
目を凝らして見てみると、薄明かりに照らされたバナナがぼんやり暗闇に浮かび上がり、それを見てなぜか映画バクダッドカフェを思い出す私。
と突然、遠くからバイクの騒音と若者たちの叫び声が近づいてきた。
ヤンキーかな?
インドにもヤンキーいるのかな?
なんて思いつつも、その声が近く大きいのでちょっと怖くなり、身を低くして車の中をみられないようにしてみた。
早く運転手さん戻らないかな。
襲われちゃうよ。
車から引きづり出されて売られちゃうよ。
B級映画並みの激しい妄想が押し寄せてくる。
インド→一人旅→身売り
この構図が頭の中でぐるぐる渦をかき出した矢先、ようやく運転手の帰還。
再出発をこれほど喜んだ日本人が未だかつていただろうか?(笑)
再びガタガタの揺れと急ブレーキの連鎖に、身体がシートから転げ落ちないようバンダを使って必死に食い止める。
いきなりヨガの修行か。
恐るべしインド。

薄明かりがさし、ようやく外が白く色づき出したので身体を起こして外を見てみると、そこは映画やテレビでしか見たことのない現実のインドが広がっていた。
早朝から頭に水のたくさん入ったバケツをのせ、道だか荒れ地だかわからない大地を裸足で歩く少年。
その横を粉塵を撒き散らしながら凄まじいスピードで過ぎ去る大型トラック。
その後ろから、前から後ろまでぎちぎちになりながらもしっかりと一つのバイクにまたがる、多分家族と思われる一家4人ぐみ。
野良犬も人も車もバイクも、みんな同じ道を行く。
歩道とか車線とかはあってないようなもの。
瓦礫やゴミの吹きだまりの中に、その生死さえわからない状態でうつ伏せに横たわってる老人。
それを気にする様子もなく忙しく行き交う人と車。

これがインドなんだ。
人間の原点がそこにあるというインド。
これから私が目にするものはどれだけ過酷なものなのだろう。

ぼんやりと物思いにふけっていたら、今度は静かに車が止まった。
到着。
今日から私が生活する家の門が開き、私を中へと迎え入れてくれた。
マイソール、午前7時。
自宅を出て約20時間の旅が終わった。

つづく。

category: india2011

コメント

ブラボ~!

あ!いつのまにかブログがたくさん更新されておる!すっばらし~い!
宅建試験無事終了しました。この3日間、シャバに降りて遊びほうけてました・笑 
酒がウマイ! 引き続き楽しみにしておりま~す!

URL | kikko #-
2011/10/19 11:36 | edit

Re: kikkoちゃんへ

kikkoちゃん宅建試験お疲れさまでした。
ほんとによくがんばったねー。
しばらくはゆるゆるな感じで楽しい日々を過ごしてね。
私もこちらでかなりゆるゆる(笑)
ブログ更新偉かろー?
ろっちと同じく褒められて伸びる子です( ̄▽ ̄)

URL | yumi #-
2011/10/20 04:23 | edit

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