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「アウトレイジ」  

ヤクザの世界で繰り広げられる
文字通り「仁義なき戦い」を描いたバイオレンスムービー。

カンヌ映画祭に出品され賛否両論渦巻いたといういわくつきの作品だ。

バイオレンスものは苦手なので本来ならばパスするところ
気になる加瀬亮が出演してるとあって 意を決して観にいく。


「アウトレイジ」



最初から最後まで ピリピリと張り詰めた緊張感に身を硬くしながら 
スクリーンから目が離せない状態が続く。

合間合間に結構笑えるシーンもあるのだが
その直後に容赦ないバイオレンスシーンが繰り広げられ
気の休まる暇がない。

バイオレンスシーンは「史上最悪じゃないか!?」ってくらい半端ない残虐さで
しかもそのシーンが「これでもか!?」ってくらいの長回し。

しばらく目を閉じて ほとぼりが冷めた頃に再び目を開けてみるが
バイオレンスシーンはまだ続いていて
内臓をぐりぐりえぐられるような嫌悪感は最高潮に達する。

とにかく痛い…痛すぎる。

冷酷・非情な世界を描くためにここまでやるとは
さすが世界の北野監督 恐れ入りました。

バイオレンスシーンは得意じゃないのでこのくらいにしといて…。



キャッチコピーどおり 豪華キャストが全員悪人。

この人実はいい人なんじゃないか?という淡い期待は見事に裏切られる。

その悪人たちにもいろんな種類がいて
そこをうまく演じきる役者陣が素晴らしかった。

期待の加瀬くんも これまでの草食系はどこへやら
かなり凄みを利かせたインテリヤクザを好演。
 
椎名桔平はスタイリッシュでカッコいいヤクザを怪演。

三浦友和も最近は悪役がすんなり身についてきたようで
今回も不気味な怖さを奇演。
 
ただ息巻いて虚勢張ってる悪人よりも
平気で嘘ついたり 無口で何考えてるかわからない悪人のほうが
よっぽど怖いな~と感じたりして。



映画の冒頭から「親子」とか「兄弟」とか
ヤクザの世界で好まれる仁義の言葉がばんばん飛び交う。

そんなものに頼らなきゃ信頼関係が築けない悲しい世界なんだけど
実際は口先だけ…
結局は裏切りと下克上の厳しい現実が待っている。

戦国時代と変わらない上下抗争は 現代社会の縮図とも捉えられるもので
感情的にのた打ち回るものは必然的に消され
あくまで口を出さず冷静に状況判断できるものだけが生き残る…

そんな皮肉な結末は 切り口はヤクザ映画であったとしても
実は日本人社会(金と出世)の複雑な一面を浮き彫りにしていたりして
だからそんなもの カンヌで受け入れられるほうが難しいに決まってる。

賛否両論あって然り。

暴力は苦手だけど
カメラワークやテーマの無常観はさすが北野監督。

万人受けしない姿勢が妙に潔ぎよかったと思う。

category: movie

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