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「告白」  

湊かなえ原作「告白」の読後感の悪さといったら
そりゃあ その類のどこにでもある小説の比ではなくって
それは駄作だからそうなのではなく むしろ秀作だからこそのものであって
そんな衝撃の結末に大きく感化された多くの書店員さんが投票して
昨年の「本屋大賞受賞作」に選ばれたのも大きく頷けるって話。

この衝撃の話題作を 
あの中島哲也監督が映画化すると聞いて以来ずっと楽しみにしてきた私は 
いったんは“楽しみ保留”とばかりに時を待とうと決めたものの
やっぱり我慢できず 公開1週間すら待つことなく いそいそと映画館に足を運ぶ。

「告白」


観終えての感想はただ一言。

中島監督凄いっ!

すでに原作を読んでいてその内容を熟知している私でさえ
スクリーンに釘付け…あっという間の2時間弱だった。

「告白」のイメージを壊すことなく
いや壊すどころか更にイメージを増長し
その戦慄の世界を危ういまでに映像化しきった監督は
今回 彼特有のド派手な色使いや過剰な擬似映像を見事なまでに封印。

虚無感を携えた淡々とした語り口(告白)によってストーリーが展開する。

あらゆる角度からハイスピードで捉えた暴力シーンが短いカットで積み重ねられ
心理的リアリティをとことん追求したその映像は恐ろしいほどの衝撃に満ち
一瞬の気の緩みも許さない緊迫感を生み出していく。

時々挟み込まれる無機質で冷たい校舎や不気味な曇り空のカットは
世界の闇・心の闇の象徴か
はたまた希薄な現実感を表現したものなのか。

最初から最後まで薄暗いブルーを基調としたモノトーン映像に
時々混ざる赤が怖いくらい目に痛く突き刺さる。

そんな映像が 原作のもつ残酷さ・後味の悪さを見事に表現
これには誰もが震撼させらるはず…。

原作が原作なだけに 救いや答えを求める人にとって 
この悲惨な世界に共感するのは難しいだろう。

でも 原作がそうであるように
この作品は不快感に満ちていなくてはならず
そうであってこそ賞賛を得てしかるべき作品なのだと思う。

観にいくときは覚悟を持って
そして純粋にこれも1つの娯楽作品だということをしっかりと頭に入れて
観にいくことをおススメします。

category: movie

コメント

この前、映画館で「告白」の予告を観て、
怖くなった・・・松たか子が怖かった~。
Yumiさんのブログ読んで、凄そうって、
ますます思ったよ。気になるな~

URL | Aki #-
2010/06/09 21:46 | edit

考え中

告白の原作読んで最後まで救いがなかった~~
と思い。子どもを抱える母としてはそれこそ、覚悟をして
見に行かなきゃいけない映画じゃないかと思って
二の足踏んでます。
きっと今お疲れ気味の私は見れないな~~
と思いつつ。原作をどんなに作り上げたか見たい気もするのよね~~~
映画情報も楽しみに見てま~す。v-221

URL | ゆきち #-
2010/06/09 22:32 | edit

Akiさんへ

ホラーとかサスペンスとかそんな類のものではなくって
どこにでもある日常の闇が それはそれは恐ろしく描かれてます。
後味はもの凄く悪いから 観にいくときはそれなりの覚悟をe-284

URL | yumi #-
2010/06/10 17:51 | edit

ゆきちさんへ

そうね 体調の悪いときは尾をひくかもよ。
観るなら元気になってからがいいと思う。
元気でもこれ見たら確実に落ちるからねe-350
でも 中島監督の手腕には惚れ惚れするよ~e-282
ここをポイントに観にいくなら一見の価値ありですe-267

URL | yumi #-
2010/06/10 17:54 | edit

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