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「パレード」  

行定監督曰く”青春映画のフリした恐怖映画”。

まさにその通り。

サスペンスなのかミステリーなのか はたまたホラーなのか…
位置付けが難しいいろんな顔を持った作品だ。

数年前に原作を読んだときは
その衝撃の大きさにしばらく動けなかった。
(湊かなえの「告白」に匹敵するよ)

現代人の抱える心の闇が 
映像化によってどのように色付けされていくのか。

楽しみなような怖いような…
そんなさまざまな想いを抱きながらこの映画に向かってみたが
うん これはかなり原作に忠実に描かれていてよかったと思う。
(というより「私の解釈にぴったり」といったほうが正しいかも)

「パレード」
パレード
 
ストーリーは
都心の2LDKでルームシェアをする若者たちの日常を
淡々と描きながら展開する。

住人たちはいたって普通 自己の多くを見せるでも隠すでもなく 
お互いの関係を上手く保ちつつ共同生活を続ける。

ところが 1人1人にスポットを当てていくにつれ
実はそれぞれのもつ別の顔が浮き彫りにされていく。 

大げさなことは何一つなく ただただ静かに進むストーリーの中
他愛のない会話に所々笑いを取り入れつつも
とある事件を背景に ピンと張り詰めた空気が最初から最後まで続いている。

表面上仲良く暮らしているように見せておきながら
お互いの内面は誰も知らない…
いや もしかしたら知らないふりをしているのか?
そんな薄っぺらい現代の人間関係に恐ろしさすら感じてしまう。

人の心の中に潜む「闇」や「怖さ」といったものをを見事に描き出し
その判断を観るものへと委ねる。


これまでの行定監督の作品のイメージをいい意味でぶち壊した今作は
監督の代表作になるんじゃないか!?ってくらい素晴らしい出来だ。 

誰もがその登場人物そのものだった絶妙なキャスティングと
その演技力にも大満足。

何気ない会話の掛け合いから怠惰な日常に潜む狂気まで
自然体ながらも最高の形で演じてくれた。


満員の客席の誰1人として席を立つことができないほどの
衝撃のラストシーンは必見。

ゾクリとする視線の先に 原作を超える何かがある。

category: movie

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