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「沈まぬ太陽」  

私が高校生だったある夏休み 友だちを訪ね1人で東京へと旅をした。

そのとき私が乗った東京行きの飛行機が 羽田到着後そのまま便名を変更し 
折り返し羽田から大阪まで飛んだ。

しかし その飛行機が目的地に到着することはなく  
その後御巣鷹山にて 無残にも墜落しているところを発見された。

”日本航空機123便墜落事故”である。

当時ニュースを見てかなりのショックを受けた。
もしかしたら自分がその事故の犠牲者だったかも…とぞっとしたのは言うまでもない。


その事故と航空会社をモデルに描かれた小説「沈まぬ太陽」。

映像化は不可能とまで言われたこの小説が
今回様々な苦難を乗り越え 映画完成・公開されるに至った。

沈まぬ太陽
沈まぬ太陽

公開初日 主演の渡辺謙は観客と一緒に同作の完成版を鑑賞。

その直後に目を赤く腫らしながら舞台に立ち

「自分の映画に対して感動して泣いているのではないのです。
ここまでくるのにどれだけみんなが辛い思いをしてこの映画を作ってきたかを思うと
ちょっとだけご理解いただければと思います。」

と男泣きに言葉を詰まらせた。

彼はその涙の理由を

「僕たちがやる前に いっぱいこの映画を作りたかった映画人がいました。
そういった人たちの熱い想いを忘れることがないように 
もちろん(事故で亡くなった)520名の方々の気持ち
そのご遺族の気持ちも絶対に忘れない
そんな気持ちで頑張ってまいりました。」

と語り 無事初日を迎えたことを

「本当に誇りに思っています。ありがとうございました。」

と胸を張った。

それほどまでに困難極まりなかった映画製作。

おそらくはその内容が 日本航空批判に繋がるものだったからに違いない。

フィクションとわかっていても
フィクションには見えない生々しさがそこにはあり
それはモデルとなった事故に留まらず 企業や国に関してもそうだった。

当然 現実を基に描かれたものだし
登場する人物や団体は当時実在していたであろうものたち。

エンドロールにもフィクションと強調していたが 
もちろんそんなものは建前に過ぎない。

戦後 日本航空内部で何が起きていたか 
航空史上最悪の墜落事故の裏に何があったのか。

スタッフ キャストが一丸となってその謎に挑む本格社会派作品である。

出版・放送といった業界における大スポンサーを敵に回して
この作品を作り上げた人々の決断・勇気に対し
最上級の賛辞を送るとともに 最大限の敬意を払いたい。

この作品は 映像作品にできただけでも奇跡のような一本なのだから…。


内容に関しては…
多くの人に観てもらいたい作品なので あれこれ語ることは避けます。

ただ 普段映画を観て涙を流すことなんて滅多にない私が
上映後まもなく 涙の止まらない状態に陥ってしまったのは事実。
 
そして ラストの主人公の手紙には胸がぐっと熱くなり 
こらえきれず再び涙がこぼれた。

仕事とは 家族とは 人生とは…
さまざまなテーマを深く見つめながら 私たちの魂を大きく揺さぶってくる。

3時間20分(途中休憩10分あり)という上映時間は
長いどころか むしろあっという間で
そのまま映像の世界に浸り続けていたいくらいだった。

ケニアのサバンナに沈む太陽の美しさは今も目に焼きついている…。

category: movie

コメント

見てきました

いろんなテーマが織り交ぜてあり、映画として完成させるには大変だっただろうな。と思わずにはいられない映画でしたね。

でも、やっぱり墜落事故の所ではグッと来てしまいました。
御巣鷹山の麓で遺体の安置所になった学校に通っていた友達の話や
実際に遺体検案をしていた先生から聞いた話を思い出し、映像を見ながらニオイまでをも感じてしまいました。

ケニアに沈む太陽は希望の光でもあり、あまりに美しすぎて哀しすぎるそんな気がしたのでした・・・

URL | mari #-
2009/11/11 04:59 | edit

mariさんへ

mariさん 昨日は雨の中大丈夫だったかな?

映画観てきたんだね。
感想を一言では言い表せないほど 大きな作品だったでしょ。
墜落事故のシーンはやっぱり胸が締め付けられるし 涙なしでは観られないね…i-241

それにしてもケニアの太陽や自然の美しさがこれほどとは…。
今一番行ってみたい場所ですi-1

URL | yumi #-
2009/11/11 08:31 | edit

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