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NY滞在記〜地下鉄①  

昔に比べればずいぶんよくなったと言われるNYの地下鉄。

とは言え、日本と比べたらその危険レベルは雲泥の差。
車内で眠るなんてもってのほかだ。

マンハッタンはどこまでも歩けると言われてる。
もちろん、歩けるものなら歩きたかったよ。

でも、私が拠点とする地区はマンハッタンといえどもその北端に位置していたため、中心部まで歩くとなると片道一時間以上はかかる。

時間を優先するとなると地下鉄はマスト。

安全をお金で買わなかったツケがここで回ってきた感じ。


初日、ヨガスタジオにいく目的で早速地下鉄を利用しなければならない事態に。
軽くパニクる。

NYがどんな街かを見定める前にいきなり地下鉄とは、ハードルが高すぎやしないか。
…それも自分で設定してるんだが。

地下鉄の階段を下りるときに踏み出す一歩の重いこと。
これから密林のジャングルに入り込むような、そんなぴりぴりした緊張の中駅構内へと向かった。

階段きたない、構内暗い。
まあ、その辺りは想定内。

誰とも目を合わせない。
きょろきょろしない。

…余計なことは考えずまずはチケットを買わなきゃ。
無駄にでかい派手な自販機を見つけ、そろそろと近づく。

いまいちシステムが分からない上にどきどきが止まらないもんだから、何度か失敗。
汗が吹き出す中、後ろに並ぶ人に順番を譲ったりして。

3回目でようやく成功。
心の中で小さくガッツポーズ。

NYではどこまで乗っても一律料金なんだが、私はちょうど一週間滞在するのでunlimited Rideを購入。
メトロカード7日間乗り放題で30$。安い。


第一関門を突破した次に待ち構えるのはゲート通過。

メトロカードをカードリーダーの溝に通してゲートインするのだが、これがまたうまくいかない。

前に通過した人を見習って、同じようにカードをシュッと通してみるも、GOサインが出ずガチャンとゲートに阻まれる。なんどやっても阻まれる涙。

駅員さんに「カードが通らないんだけど」とヘルプを求めたら、「カードを貸してみろ」とチェックされ、「このカードは新品だから間違いなく通るはずだ。もう一度やってみろ」と言われる。

カードに問題がないのはわかっていて、私のカードの通し方に問題があることもわかっている。
そこを助けてほしかったんだけど、まあ、自分でなんとかしろってことよね。

日本みたいに親切丁寧な駅員さんはここにはいない。

その後何度かトライ。
シュッ。ガチャン。何度も失敗。涙。

これ、端から見ていたら絶対コントだったと思う笑。

もう私地下鉄に乗れないんじゃないかって絶望しかかったそのとき、ようやくGOサイン。
するりとゲートイン。

第二関門突破の瞬間は天使の祝福を受けたような気持ちだった。

metro-card.jpg


このカードリーダー、感度がイマイチで通すのが早すぎても遅すぎても失敗してしまう。

実際メトロカードで四苦八苦したのは最初のこのときだけで、その後は一度も失敗せずするりとゲートインし続けたから不思議なもんだ。

私が要領を得たのか、はたまた、NYの地下鉄に乗る覚悟がお前にはあるのか?的な試練を神さまが与えたのか。


第三関門は電車に乗り込むという最大の難関だ。

ホームで電車を待つとき、すれ違う人がみんな敵に見えた笑。
電車に乗った際、周りの人すべてが悪人に見えた笑。

もう1人妄想の虜ね。

本当は身も心もガチガチなんだけど、ここでも「きょろきょろしない」「誰とも目を合わせない」「ガイドブックを開かない」を鉄則に、鼻歌でも歌いそうな軽い表情を浮かべできるだけNYに住んでます風を装ってみる。

ただここでひとつ失敗。
日本にいるときの癖で、扉の方を向いて立ってしまった。

NYでは安全のために扉に背を向けて立つ。

敵に背を向けるなってことね。
妄想でも何でもなく、やはり地下鉄の中はみな敵なのだ。

このことに気づいてからは私も車内の方を向いて立ち、空席があったとしてもそれが端のほうだったりトイレ近くな場合は座らないよう注意した。

日本では地下鉄に乗るのにここまで細心の注意を払うことなんてないなあ。
あらためて日本の治安のよさに感謝する。


つづく。

category: NY2016