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『ソロモンの偽証』  

『ソロモンの偽証』
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クリスマスの朝、雪の校庭に転落死した男子生徒。その死は自殺か、殺人か―。警察は自殺と判断したが、 殺人の目撃者を名乗る告発状が学校に届く。告発された容疑者はクラスメート。 過熱するマスコミ報道、無力な学校と親、そして犠牲者がまた一人。もう、大人たちに任せておけない。隠された真実を暴くため、 学校内裁判が開廷されるー。


宮部みゆき原作でこのようなタイトル
さらに想像を駆り立てる予告編を見せつけられたならば
今作はミステリー作品だ
と きっと誰もが勝手に期待したに違いない。

前篇は確かにミステリー色が強く
エンディングでは重く響きわたるアダージョとともにゾクっと鳥肌がたったほどだ。

後半はどのような展開が待っているのだろう。

待ちきれなくて
前篇観了後3日もあけずして後篇を観にいった。

後篇は完全なる公開裁判だった。

謎を解くとか罪を裁くとか
そういったものからは一線を画す
中学生の中学生による中学生のための真実を求める裁判。

前篇後篇通して観てようやく理解した。

これはミステリーの皮を被ったヒューマンドラマなのだ と。

または高尚な「中学生日記」とでも言うべきか。

中学生という多感な時期は
純粋さと残酷さの狭間でうまくバランスが取れず 
そこでもがき苦しんだり がんじがらめになったり。

そんな複雑な状況を
1万人のオーディションから選ばれたという33人の中学生が
見事に演じきっている。

特に主人公の女の子は山口百恵を彷彿とさせる存在感。

凛とした佇まいながら悲哀めいた表情を漂わせ
それでいて 何ものにも屈しない独自の芯を持ち合わせている。
 
演技が初めてだとは信じがたい風格だ。

他の中学生もみな役柄にぴったり。
演技とは感じさせない自然な立ち振る舞いが素晴しい。

脇を固める実力派の俳優陣に関しては言うまでもなく
繊細な心理描写をさりげなく表現するところなどさすがだった。

私自身いつしか今作に引き込まれ
ときに事件の目撃者だったり ときに裁判の傍聴人だったり。

さまざまな問題を突きつけられ
自分だったらどうするか 
深く深く考えさせられる時間を堪能した。

印象深いシーンや台詞がたくさん散りばめられた秀逸な作品です。

category: movie

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