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私信  

昨日のマイソールクラスでの出来事。

ある練習生から

スプタパーダングシュターサナがうまくできない。
どうしたらできるようになるのか。

と質問を受けた。

彼女と知り合ったのは約1年前。

そのとき彼女はアシュタンガヨガの練習を初めてまだ間もない時期で
彼女の身体はずいぶんと閉鎖的だった。

何が彼女を固めているんだろう。
彼女を抑圧してるものは何なんだろう。

心の中で反芻しながら彼女を見守った。

閉鎖的な身体に反発するように呼吸力は強かった。

抑圧された身体に抗うように波打つ呼吸。
目に見えない何ものかに対して必死にもがく 激しくも力強い肉体。

私の目にはそんな風に写った。

彼女は努力家だった。
真面目だった。

日々こつこつとヨガの練習に励み
日々こつこつとヨガの勉強に勤しんだ。

毎日…という訳ではないけど月に1〜2回くらいの頻度で
私は彼女の身体を見させていただいた。

少しづつ変化していく彼女の身体に比例するように
少しづつ開いていく彼女の心。

心と身体は連動している。
彼女はそれを体現していた。

ある日彼女の心の内の苦しみを知る。

私などが想像できるはずもない壮絶な悲しみと怒り。

彼女を固めていた原因はこれだった。

それでも
ヨガのプラクティスを通して
解放へのプロセスを着実に踏みしめていく彼女。

彼女自身もその変化に気づき
進化への道を楽しんでいく過程にあったそのとき…

冒頭の質問。

言おうか言うまいか迷ったけど
今の彼女なら受け止めてくれるはず…
と 意を決して発した。

『アシュタンガヨガのプライマリーシリーズは股間節に働きかけるワークが中心で
それが何を意図しているかと言うと
股間節は過去のトラウマのようなものがいっぱい詰まっている場所で
そこに働きかけることで過去のトラウマから自分自身を解放していくのだそう…』

これは以前ツトム先生から聞いたお話で
当時の私には衝撃的な内容だった。

そのことを彼女に伝えたら
瞬時に目に涙が溜まっていった。

充分すぎるほど思い当たる節がある彼女に
今この言葉を投げかけてよかったんだろうか。

頑張っている彼女にこの言葉が水を差さないだろうか。

少し間を置いて付け加えた。

これって今のTちゃんには一番しんどい作業だよね。
苦しいワークだよね。
だからさ
無理にこじ開けなくていいと思う。
頑張って開く必要はないよ。
こつこつと大きな岩を削るように
一歩一歩ゆっくりと進んでいこう。
呼吸をしながら
その状態で
次の状態がくるのを待とう。

顔を覆いながらうんうんとうなずく彼女。


 …奇しくも同じ日の夜
 チャックミラー先生のサトサンガに参加した。

 チャック先生はお話の中でこんなことをおっしゃっていた。

 ヨガは単なる肉体のエクササイズではない。
 メンタルのクリーニングを行っているのだ。
 メンタルがクリアになればマインドはより柔らかくなり
 そうすることで自分の中のより微細な部分に気づくことができる。
 そこは他者を攻撃する必要のない静かで幸せに落ち着くことのできる場所。
 私たちは自然の一部で宇宙の一部だということに気づくために
 日々探求しているのだ。


その言葉は前述の出来事とぴったりリンクしていた。

私たちはたくさんの不安や恐れをいだいて日々生きている。

個人差はあるだろうけど
全く悩みがない人なんて 解脱した人以外にはそうそういないと思う。

今ヨガをしている人たちは
ヨガをする理由はさまざまで 
もしかしたら理由なんかなくてしている人も中にはいるかもしれないけれど
みんなきっとヨガが必要だからヨガに引き寄せられてきたんだ

そう思う。

外側の部分で固かったり開いてなかったりのわかりやすい人と
見た目柔軟で解放的な身体を持つわかりづらい人と
どちらも根っこの部分は同じ
自身のクリーニングを行っているのだ。


いつか股間節が開き膝が伸び
胸が開くと同時に肩が落ち
背面がどっしりと大地に委ねられる日を

私は彼女と共に待とうと思う。

いつも見守ってるからね。


Tちゃんへ

ゆみ



category: yoga

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