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『そして父になる』  

『夏の終り』や『許されざる者』など気づけば邦画ばかり観てる今秋。

感想を文章にするにはなかなか手強い作品ばかりで
その余韻を味わってるうちに時が過ぎ去っていきました。

今作も観賞後の余韻が素晴らしくこのまま静かに味わっていたいところですが
と同時に 久々に文字に残しておきたいという気持ちが湧いてきたので
少しだけ書き記しておくことに。


『そして父になる』


6歳になる息子は病院で取り違えられた他人の子だった。
人生で勝ち続けてきたエリートの男に突然ふりかかった“事件”。
実の子か育ての子か…迫られる無情な選択。
「血のつながりとは?家族とはいったい何?」と魂に深く問う衝撃のドラマ。
2013年台66回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞。


カンヌ国際映画祭で10分以上ものスタンディングオベーションを受けた理由が
今作を観れば素直に理解できる。

淡々としたシーンの積み重ねでありながら無駄な場面は一切なく 
それぞれの心の機微が繊細に丁寧に描かれていく…
是枝監督らしい 静かだけど胸の奥にじんわりずっしり染み込んでくる作品だ。

衝撃の事実を告げられてから終りまで「自分だったら一体どうする?」と観客に自問させ 
観るものは皆当事者になる。

実際私も鑑賞中ずっと頭の中でこの問いについて考え悩みつづけた。

終盤はあちらこちらからすすり泣きが聞こえ
皆が自分のことのように悩み苦しんでいるようだった。

父親の心の葛藤を軸に母・子・家族のあり方 そしてそれぞれの変化や成長の描き方が秀逸。

4人の親たちの落差ある対比の描写がいい。
子どもたちの自然な動きや表情がすごくいい。

子どもの撮り方とかところどころのカットとか 是枝監督の真骨頂が随所に見受けられる。
さすがだ。

効果的に使われるピアノ曲もよかった。
特にブルグミュラー…個人的に好きなことも作用してか胸にぐっと響いてくる。

主人公とともに模索する2時間。
上映終了後 さまざまな想いに襲われしばらく席を立てなかった。

余韻が凄い。


category: movie

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