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『風立ちぬ』  

久しぶりの宮崎駿作品。

公開前から非常に話題で 賛否両論がこんなにも激しく飛び交う作品もめずらしい。
それだけみんなの期待が大きいってことね。


『風立ちぬ』


宮崎駿監督がゼロ戦の設計者・堀越二郎と作家の堀辰雄をモデルに
1930年代の日本で飛行機作りに情熱を傾けた青年の姿を描くアニメ。
美しい飛行機を製作したいという夢を抱く青年が成し遂げたゼロ戦の誕生
そして青年と少女との出会いと別れをつづる。


流麗な言葉遣い 繊細な心の機微 幻想的な世界 …

鑑賞中はまるで文学作品を読んでるかのようだった。

鳥肌が立つほど美しい映像の一コマ一コマが 叙情文学の一行一行のように訴えかけてくる。

心の移ろい・心と心のやり取りは 台詞ではなく 
時に風景だったり 時に登場人物の後ろ姿や表情だったり 時に心震わせる豊かな音色だったり
そんなとこから読み取る詩的な描かれ方がなされてる。

多くを語らないからこそ私たちの想像力が掻き立てられ
五感がふんだんに刺激される高度な作品。

大震災や戦争といった悲劇的な出来事は敢えて大げさな描き方を避け
淡々と そんなことが背景にあったと 感情を含まずに通り過ぎて行く。

映画全体が美しい部分だけを見せようと頑張っていた。
だからこそ その後ろに潜む哀愁が余計際立つ。

主題は最初から最後まで一貫している。
潔いほど主題を貫き通しているところが気持ちいい。

そして…

すべての場面に風が立っている。
そこに監督のとてつもないこだわりを感じた。

風が何かを運んできて
風が何かを連れ去って行く。

切なさと儚さといろいろ…。

良質な大人の作品です。


【追記】
一緒に観に行った中学生の息子にはちょっと難しかったようです。
退屈とかではなく真剣に最後まで観ていましたが 純粋に理解できない部分があったみたいです。
それでも息子の心には何かしら響いたのか 
観賞後はひたすら「ひこうき雲」を口笛で吹き捲くってましたけど笑。
子ども向けではないことは確か。
ジブリが初めて子どもを意識しないで作った凄い作品だと思います。



category: movie

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