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『さよなら渓谷』  

昨夜から降り続いた大雨に尻込みしそうになったけど
わざわざ土砂降りの中観に行ってよかった…

そう思えるすごい映画でした。

『さよなら渓谷』


『悪人』『パレード』『横道世之介』など作品の映画化が続くの吉田修一の同名小説を映画化。
ある殺人事件の取材過程で 容疑者宅の隣に住む一見ごく普通の夫婦に見える男女が
実は15年前にあった事件の加害者と被害者であることが判明。
余人の理解を超えた2人の関係 彼らの間だけで交わされる愛憎が綴られる。


息が詰まりそうな夏の濃い空気と どろりと澱んだ日々のむなしさ。

監督さんは違うけど『ゆれる』に雰囲気がすごく似ている映画だな…というのが今作の第一印象。

ヒロインは真木よう子だし殺人事件が関係してるしおまけに吊り橋も出てくるし。
そして何より話のテーマが重い。

ただ『ゆれる』の西川監督の場合 登場人物が心理を吐露してくれるぶんわかりやすく
こちらの大森監督になると 登場人物が全く本音を口にしてくれないもんだから
解釈はすべて観るものに委ねられるぶん難しい。

でも私はそういう委ねてくる作品や考えさせられる作品が好きです。

私の中で妄想に妄想を重ねる時間が多ければ多いほど
私にとってはいい作品ということになる。

はっきりとした答えや明確な説明がないので
きっとこういった作品は万人には受け入れられにくいだろう。

実際 近くに座っていた女性たちは観賞後
なんであんなひどい目に遭わせた加害者と一緒に暮らせるのか訳がわからない…
とぶつぶつ言ってた。

当たり前じゃん。
私たちは当事者じゃないんだから。

自分でもよくわからない感情が勝手にわき上がり持て余し苛まされることだって日常多々ある。

それぞれがそれぞれの状況でもがき苦しみ
決して幸せではないけれどそれがいいと選択する場面だってきっとある。

今作はその最たるものだったけど
あまりの生々しさと緊張感に まるでドキュメント作品を観ているかのようだった。

予告では“最も衝撃的で濃密なラブストーリー”と紹介していたが
私だったら“最も泥臭くて生々しいヒューマンドラマ”と銘をうつな。

「私たちは幸せになろうと思って一緒にいるんじゃない」
真木よう子演じるかなこの発するこの言葉が激しく胸を揺さぶる。

今や真木よう子は不幸な女を演じたらピカイチだ。


category: movie

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