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合唱コンクール  

一週間前の出来事だけど このブログは私にとって日記代わりでもあるので
ちょっとだけそのことを記述しておこうと思う。

合唱コンクール…略して合唱コンは
子どもたちが通う中学校において体育祭に次ぐ大きなイベントとして位置づけされている。

毎年紅葉が深まるこの時期に催されているのだが
私は今まで仕事と重なっていたため その一大イベントを観に行くことがなかった。

かりんが毎年ピアノ伴奏をしているというのに一度も観に行ったことがないなんて
全くなんて親だ…と自分でも呆れる。

今年はかりんが中学最後の年でもあるし ろっちが中1で参加する最初の年でもあるので
今年はやっぱ観に行かないかんでしょー と今までにないワクワク感に包まれていたのだけど。

2学期に入りまもなく合唱コンの練習が始まったある日
「おかあさん ろっち指揮者になったけん」
と 声変わりしたばかりの気持ち悪い声でケロリと言い放つろっちにのけぞったのなんのって。

なんで指揮者引き受けたん?
体育祭でもブロックリーダーしたよね?
筏祭りでも実行委員したよね?
2学期になって後期の学級委員にもなったよね?

いくらなんでも役引き受けすぎ。
目立ちすぎ。というか逆に大変やない?
もっと他の子に譲りーよ。

だってさ みんなが推薦するっちゃもん。

ほんとか???

自分の身の回りのことは一向に管理できないくせに
先生や友達の間での評判はいいらしい。

つまり奴はいい格好しいなのだ。

私からしたらそんなリーダーシップを発揮するよりも
くるくるっと丸まったまま部屋の床に放置された汗臭い靴下が 
日を追うごとにその数を増やしていくことに疑問を感じてみたり
刺激臭はなはだしい部活ウェアをサブバッグに入れたまま何日も洗濯にださない性格に
多少の焦りを感じてみたりしてほしい…と心から願うばかり涙。


そんなこんなな複雑な思いはあったけど
合唱コン当日はやっぱり2人の晴れ舞台がとても楽しみだった。

ろっちが指揮したのは1年生の課題曲『カリブ夢の旅』。

課題曲は全クラスが必ず歌うので そのクラスの個性が比較されておもしろい。

指揮者もみな個性豊かで 中にはミュージカルスター並みの表現をする子もいたりして
中学生なのになかなかやるなーと 目を見張ることもしばしば。

そんな中 ろっちの指揮はとても軽やかで優しい動きをしていた。

この子の性格そのものだな…。



合唱コン前日にろっちが
最初ホールに向かってお辞儀する瞬間足に震えがくるっちゃんねー
と言っていたので 足ががくがく震えてやしないかと必死に目を凝らしてみたけど
あまりにも遠すぎてその震えはわからず笑。

確かに生徒だけで600人 保護者はその人数と同等もしくは多いかもで
ざっと見積もっても会場の人数は1000人をゆうに超える。

そりゃあ緊張するよね。

ろっちが失敗しやしないかと私自身ちょっぴり冷や冷やしながら見守ったけど
意外に堂々とした指揮者ぶりだったのでほっとひと安心といったとこ。


1年生の後2年生を経て 最後が3年生。

かりんは自由曲のピアノ伴奏で 彼女のクラスの自由曲は『消えた八月』…。

毎年のことだが この中学校の合唱コンはなぜか戦争関係の暗い歌が多い。

子どもたちの歌声は素敵なんだけど
歌詞が…曲が…とても悲惨で暗くて 聞いてるこっちの気が滅入ってくる涙。

音楽の先生が曲を選ぶらしいので もうこうなったら好みの問題としか言いようがないのだが
でも歌う方も聞く方もやっぱり楽しくて明るい曲のほうがいいと思うんだな。

NHKでもアンジェラアキとか生きものがかりとか今どきの歌だよ。

来年以降の改善を期待。

で かりんのピアノはどうだったかというと
家で全く練習をしていなかったのでちゃんと弾けるのだろうか…と心配してたんだけど
彼女に限ってはその心配は無用だった。

相変わらず粒のそろったきれいな音色を奏でるかりん。

技術云々よりも私は彼女の紡ぎだす音の世界が大好きだ。

さまざまな色を纏い 時にせつなく 時に美しく 時に激しく
その曲の魅力を余すとこなく表現していく。

中3になってピアノを完全にお休みしているので
久々にしかもこんな大ホールでかりんのピアノが聞けて嬉しかった。

彼女のクラスは男女仲がいいということで合唱コンの練習にも一生懸命取り組んだらしく
途中音のずれとかはあったけど そんなことも気にならないくらい
みんなで合わせようと頑張る姿勢が 観ている私の心に響いた。




各クラスの発表が終わると3年生全体による合唱『大地讃頌』。

3年生ともなると声量が素晴らしく
普段ちゃらちゃらしてる男子もこの時ばかりは本気の歌声でぶつかってきた。

やればできるやん。

子どもたちの本気に涙する親もちらほら。

この曲は初めて聞いたけどほんとに素晴らしい。
子どもたちの歌声も素晴らしい。

一生に一度の中学3年生が自分たちの今を輝かした瞬間
そこには当然感動を覚えずにはいられないのです。




結局4時間にも及んだ大イベント・合唱コンの結果は… 
ろっちのクラスは賞から漏れ かりんのクラスは銀賞に輝いた。

2人一緒の合唱コンは今回限り
心にしっかりと刻まれた素敵なイベントだった。

観に行けてほんとによかった。
感動をありがとう。

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category: family