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『いちご白書』  

未だDVD化されていない名作が41年ぶりにプリントで復活。

日本中が熱かった時代の伝説の青春映画を最新のスクリーンで観ることができるなんて
なんとも贅沢な幸せ。


『いちご白書』
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1968年に実際に起きたコロンビア大学の学園闘争をもとに映画化された作品。
好奇心と下心から学生運動に身を投じたボート部の学生と 活動家の女子大生の恋愛を描く。



平和と自由を求める「学生運動」を背景とする70年代は アメリカだけでなく日本の若者も活気に溢れていて
あまり多くを主張しない…というか社会そのものにそんなに関心がないのかもしれない
どちらかというと草食系の若者たちが多数を占める現代からすると(私の学生時代も今とさほど変わりないけど) 
ある意味うらやましく感じる情熱の時代でもある。

当時私はまだ幼かったので そういった社会事情はおぼろげにしか記憶の片隅に残っていないが
その時の若者たちは 本気で世界を変えることができると信じ国家権力との闘争を繰り返していた
という事実が 今も胸を熱くする。

結果は敗北に終わるけれども 大きく変わろうとする激動の世の中をリアルタイムに切り取ったもの…
この映画はそんな貴重なドキュメント作品でもある。

今作は全編に渡って散りばめられた音楽の選曲もとても素晴らしくて
それらが60年代の雰囲気をいかんなく伝えてくれる。

特にテーマソングの“サークル・ゲーム”は当時大ヒットしたことで有名。

オリジナルはジョニ・ミッチェルの曲でそれをバフィー・セントメリーがカバーしてるんだけど
なんだか妙に音程が不安定な歌い方をしていて それがなぜか耳に残って離れない感じ。

この曲は映画の最初と最後に使われているが
特に最後に流れるこの曲の不思議な明るさが クライマックスの切なさを逆に際立たせていたのが印象的だった。

ファッションも素敵。

当時が偲ばれるファッションの数々だけど そんなに古いという感覚はなく
逆に今という時代だからそうなのか とってもおしゃれに感じた。

映像はつなぎが雑だったり揺れてる部分があったり…と それは若き監督が(まだ28歳だったらしい)
情熱の赴くままカメラを回していたというのが大きく感じられる部分なのだけど
そういったことも含めてこれは一級の青春映画だな~と・笑。

 
アメリカンニューシネマの傑作と称される本作品。

今はなかなかこんな作品に出会えないですね。

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category: movie